年が明けて、5日。正月は、天皇杯サッカー(残念ながら清水完敗)や大学駅伝(早稲田が逃げ切る)など観戦し、のんびり過ごす。2日は佐呂間の親戚へ。例年のごとく秀樹君と飲む。3日から今日までは、お絵描きと読書。かみさんがパソコンを欲しいというので、電気屋さん等まわり、結局ネットのが安いということで注文。東芝の小さいパソコンを買った。
金閣寺の絵を描いているということもあり「金閣寺の燃やし方」というちょっと怪しいタイトルのエッセイを読んだ。三島由紀夫の「金閣寺」と水上勉の「金閣炎上」という昭和25年にあった坊主が放火して金閣寺が燃やされた事件をもとにした小説を、筆者が現地レポ等取材したことも取り入れながら、その事件の真相(?)をさぐりつつ2つの小説を考察するというもの。筆者の三島と水上という作家論から、その作品について、そして事件の犯罪者である小坊主(青年)について、どれも興味深く、その生い立ちや日本海側の地理的な条件とでも言おうか、はては裏日本(これは差別的な言葉らしい)の犯罪を生む環境といったことにまで言及している。事実筆者は、犯罪者の故郷を訪れ、その閉鎖的な部落(?)の様子に驚かされる。お正月で時間があったため、一気に読んだ。
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